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ボートに乗り慣れているはずの高校生から次々と悲鳴が上がった。生徒の指導にあたった県ボート協会によると、練習を始めた午前9時には風も波も穏やかだったが、同10時ごろから強風が吹いて波が高くなり、同10時15分ごろには2艇が転覆した。このため、指導員が避難するよう指示し、生徒は避難し始めたところだったという。
茨城県土浦市から釣りDVDの収録で訪れていた釣り師の吉田遊さん(33)は同10時半ごろ、川に点在していたボートから「先生、助けて!」という叫び声が複数上がるのを聞いた。「波にあおられ、船首が真上を向いたり、真下を向いたりしていた。水をかぶり、ずぶぬれになった生徒が助けを求めていた」
ボート競技関係者によると、ボートは転覆しても沈まないため、競技や練習中に救命胴衣を着けることはまれ。生徒はボートにつかまって浮かんで救助を待ったり自力で川辺までたどり着いたりした。全員が寒さで全身を震わせ、唇を真っ青にしていたという。
合宿を主催した千葉県は「急に風が強くなり、対応できなかった。安全管理を見直したい」と謝罪。国土交通省の運輸安全委員会は26日、調査官3人を派遣し事故原因の調査を始めた。