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平成25年度に横浜市立高校で使う教科書の採択をめぐり、神奈川県教育委員会は30日、同市教委による採択の過程に違法行為があったとして、同市内の団体「教科書・市民フォーラム」が採択結果を市教委に差し戻すよう県教委に求めた請願の不採択を決めた。「市の教科書採択に手続き上の重大な瑕疵(かし)は認められない」と判断した。
請願によると、団体は4校が希望した実教出版発行の日本史教科書が事務方の介入によって別の出版社の教科書に変更された可能性があり、実教版の記述が問題とされたと訴えている。これに対し、県教委は市教委の手続きに法令違反はないとした。
市教委は「市教科書取扱審議会の議論を経た答申をもとに教育委員会が採択しており、手続きを踏んでいる」としている。
実教版「日本史A」は「新しい歴史教科書をつくる会」が手掛けた扶桑社版とみられる中学教科書について、「この教科書の採択をめぐって各地で大きな市民運動が起こった」などと記述。市教委は21年、つくる会が手掛けた自由社版の中学教科書を採択しており、審議会では「嫌な思いを持つ生徒も一部いるのではないか」などの意見が委員から出ていた。