東京都武蔵野市吉祥寺本町の路上で飲食店アルバイト山田亜理沙さん(22)が刺殺された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された無職の少年(18)の供述に基づき、使われたとみられるナイフ2本が同市内で見つかったことが4日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁組織犯罪対策2課は少年らが事前に準備して山田さんを襲い、逃走中に捨てたとみて調べている。
少年はルーマニア国籍の無職少年(17)とともに2月28日未明、帰宅途中だった山田さんの背中を刃物で刺して殺害し、財布などを奪ったとして逮捕された。いずれも「遊ぶ金が欲しかった。大変なことをしてしまった」と話しているという。
捜査関係者などによると、18歳の少年は電車を乗り継いで西に約15キロ離れた日野市に逃走。「刃物は逃げる途中で、電車に乗る前に捨てた」と供述したため、捜索したところ、事件現場近くのマンション敷地内でナイフ2本が見つかった。
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