桜宮高校の生徒が自殺した問題で、バスケットボール部の技術指導担当の教員2人が自殺前日の先月22日、生徒が顧問から体罰を受けるのを見ながら黙認していたことが分かった。佐藤芳弘校長が9日、記者会見で明らかにした。
佐藤校長によると、2人は男子バスケ部と女子バスケ部の指導を担当。22日の練習試合中、顧問が生徒の頬をたたくのを目撃したが、制止したり、学校に報告したりしなかった。2人は顧問の教え子で、校長に対し「恩師であり、指導としてやっているから止めようとはしなかった」と説明しているという。【茶谷亮】
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