◇準決勝 ○浦和学院(埼玉)5-1敦賀気比(福井)●(2日、甲子園球場)
清原和博(PL学園)、松井秀喜(星稜)。センバツを沸かせた大打者に並ぶ1大会3本目の本塁打を放った浦和学院の高田は「たまたまです」。淡々と快挙を振り返った。
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一回2死一塁。変化球を迷わず振り抜いた打球は、中堅左のスタンドへ。逆転2点本塁打で、先制されて流れ始めた嫌な雰囲気をあっという間に振り払った。
高田は「ホームランではなく、つなぐ打撃を意識している」と話す。記念すべき一発は、打撃力向上のためチームを挙げて取り組んだ練習が形になったものだ。春夏の甲子園に出場した昨年、春は準々決勝、夏は3回戦で敗退。甲子園経験者が多く残ったチームは冬場、「全国で通用するスイングを」と通常のものより重い約1キロの竹バットを使い、1日2000スイングの振り込みを続けた。
4安打を集めてもぎ取った五回の追加点は、強いスイングが生んだものだ。1死一、三塁、山根が体勢を崩されながらも外角低めの球に左前に運び、2死後に木暮が2点二塁打。終わってみれば、3試合連続となる2桁安打の快勝だった。
この日、走塁でミスが出たが、それをカバーする強打は、すごみすら感じさせる。9度目の出場で初めて進むセンバツの決勝。「常に日本一を目標にしてきた。そのチャンスをもらえた」と主将の山根。破壊力抜群の打線を武器に、初の栄冠に挑む。【細谷拓海】
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